月例の「ウォーキングの集い2023」、6月は「中根公園」を目的地にして往復約3キロメートルのウォーキングを楽しみます。目的地に向かう途中には、「目黒区観光・防災ポータルサイト」で紹介されている「岡田家長屋門」があります。「長屋門」は武家屋敷門などとして発生した形式で、江戸時代に多く建てられました。また、名字帯刀を許された富裕な農家・庄屋でも作られました。長屋門では、門の両側部分は使用人の住居・納屋・作業所等に利用されました。岡田家はこの地で代々名主をつとめた家柄と言われています。
名主:江戸時代に村の政治をあずかった農民。庄屋・肝煎ともいう。組頭・百姓代とともに村役人を構成し、村政の最高責任者であった。
中根公園
昭和46年(1971)に、「岡田の森」と呼ばれたあたりの一部が中根公園としてオープンしました。斜面には、ムクノキ、ケヤキ、シラカシなどの巨木が繁り、斜面を利用した遊具が人気です。木々の根元には、スミレなどの武蔵野の野草も残され、梢では野鳥たちが歌います。広場のわきにある植栽は「植物の香りコーナー」として、キンモクセイ、ニオイヒバ、ライラックなど、花や葉の香りが楽しめます。
参考資料:目黒区発行「みどりの散歩道」
企画担当:青少年部 大内京子